メタアナリシスというデータドリブンに思える分野で、世界トップレベルの先生に言われて印象に残った言葉です。続きがあって、”Don’t be data-driven, be protocol-driven”でした。
意図としては、手元にあるデータを見てpost hocにどのように解析するのかを決めるのではなく、はじめにきちんとプロトコルを決めておいて、そのように解析しなさい、ということでした。
とりあえずたくさんデータを集めてから考える、というのは悪手です。

名古屋市立大学医学部卒業後、南生協病院での初期研修を経て、東京大学医学部附属病院精神神経科、東京武蔵野病院で専攻研修。日本専門医機構認定精神科専門医、精神保健指定医。臨床と並行してメタアナリシスを中心とした臨床研究を主導。筆頭著者として、JAMA Psychiatry, British Journal of Psychiatry, Schizophrenia Bulletin, Psychiatry and Clinical Neuroscienceなどのトップジャーナルに論文を発表。不眠の認知行動療法 (CBT-I) などの心理療法や、精神科疾患の薬物療法について、臨床で抱いた疑問に取り組んでいる。メディア報道・講演など。
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