不眠の認知行動療法 (CBT-I) が有効性と安全性の両面において薬物療法よりも優れており、第一選択として推奨されています。(2024年11月時点)
眠ろうとして横になってもなかなか眠れないことを入眠困難といいます。30分以内が良い睡眠の目安です。
一度眠りについてから、夜中に目が覚める事を中途覚醒といいます。中途覚醒があること自体は自然なことです。一般的に、年齢とともに中途覚醒が増える傾向があります。回数が多かったり、再度寝付くまでに時間がかかったりして苦痛が強い場合は治療対象になりえます。中途覚醒の合計時間が30分以内がよい睡眠の目安です。
名古屋市立大学医学部卒業後、南生協病院での初期研修を経て、東京大学医学部附属病院精神神経科、東京武蔵野病院で専攻研修。日本専門医機構認定精神科専門医、精神保健指定医。臨床と並行してメタアナリシスを中心とした臨床研究を主導。筆頭著者として、JAMA Psychiatry, British Journal of Psychiatry, Schizophrenia Bulletin, Psychiatry and Clinical Neuroscienceなどのトップジャーナルに論文を発表。不眠の認知行動療法 (CBT-I) などの心理療法や、精神科疾患の薬物療法について、臨床で抱いた疑問に取り組んでいる。メディア報道・講演など。
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